
目次
問題とは
インシデントを引き起こす原因が未知の現象で、今までに発生したことのない未知のインシデントであることが判明したら問題として管理します。原因は一つとは限らず、複数ある場合もあります。
問題管理とは
問題管理とは、インシデントの根本原因の検知と解決および予防を目的にするプロセスです。新規に発生した問題なのか、既知のエラーなのかを判別し、エスカレーションした変更要求が実施されるまで、進捗状況を監視します。インシデント管理と同じ基準に従って変更します。
エラー(既知のエラー)とは
原因、対策(ワークアラウンド)が判明しているインシデントで。根本原因や(ワークアラウンド)が文書化されています。
ワークアラウンド(回避策)とは
ワークアラウンド(回避策)とは、一時的な解決手段、修正、回避方法です。
例)
- PCの再起動
- 電源の再投入
- 手書伝票での運用
既知のエラーDB( KEDB:Known Error Data Base)とは
既知のエラーに関する情報を集めたデータベースで、インシデントや問題が再発した際に、過去の経験を活かすことで迅速な対応ができます。
例
- サービスの回復や問題の解決のために実施したワークアラウンド、解決策の詳細情報
- 障害内容、障害兆候の詳細情報
問題モデルとは
問題に対する事前に定義された手順で、インシデントモデルと同様に発生した問題に対応する手順です。手順が確立されていないと、問題が発生した際に迅速に対応出来ません。その為に、手順を事前に確立しておく必要があります。
問題管理のプロセスとは
問題は下記プロセス順に管理していきます。
- 問題の検出
- 問題の記録
- 問題の分類(カテゴリ化)
- 問題の優先度の決定
- 問題の調査と診断
- 既知のエラーレコードの作成
- 問題の解決
- 問題のクローズ
- 重大な問題のレビュー
リアクティブな問題管理、プロアクティブな問題管理
- リアクティブな問題管理
インシデントが発生した後に、サービスオペレーションとして対応します。
- プロアクティブな問題管理
問題や既知のエラーを分析して事前にインシデントの発生を防ぐことが目的で、継続的サービス改善として対応します。
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