
目次
可用性管理
可用性管理とは費用対効果の高い方法で可用性を最適化、改善するプロセスです。
ITサービスの可用性を高め、何時も使え、停止しないシステム管理を行います。
例1)
想定されるリスク:ネットワーク障害
対策:ネットワークの二重化、信頼性の高いインフラを構築
例2)
想定されるリスク;災害によるデータセンターの崩壊
対策:データセンタを地盤が固く地震の強い場所に設置
可用性

可用性はユーザがITサービスを利用できる能力、使用可能な時間の割合で計ります。
利用できる時間は長い方が良いです。
信頼性

中断せずにどれだけ長く合意された機能を実現できるかを示した指標で、連続して使える時間の平均で計ります。
障害が発生する回数は少ない方が良いです。
保守性

障害が発生し、サービスが停止してから回復する能力で、修理のしやすさを示します。
障害が発生する回数は少ない方が良いです。
サービス性
サードパーティサプライヤが持つ契約条件を満たす能力です。
性能値

平均稼動時間(平均故障間隔) MTBF(Mean Time Between Failure)
正常にシステムが動作している期間です。
平均修理時間 MTTR(Mean Time To Repair)

正常にシステムが動作せず(システムが停止している状態)、修理(修正)を行っている期間です。
稼働率

システムが正常に動作している割合(確率)
拡張版インシデントライフサイクル

インシデント発生時の停止中のサイクル(検出、診断、修正、復旧、回復)で、インパクトをコントロール、低減させる計画をする際のライフサイクルです。
- 検出
運用管理ツールを使用し障害の検知時間を短くします。 - 診断
KEDBを参照しできるだけ早く原因究明を行います。 - 修理
部品の予備を事前に用意しておきます。
重要ビジネス機能(VBF:Vitual Business Function)
重要ビジネス機能(VBF:Vitual Business Function)とは、ビジネスプロセスの事業上、欠かすことができない重要な要素です。
例
- 小売業で使用するPOS
- 銀行のATM
可用性管理のタイミング
- リアクティブな活動
問題が発生した事後に対応を行い可用性を高めます。 - プロアクティブな管理
イベントログを解析するなど事前に問題を検知し可用性を高めます。
事業継続性管理(BCM:Business Continuity Management)

ビジネスニーズを満たすように、費用対効果の高い方法でITサービスの可用性を最適化、改善するプロセスです。
ITサービス継続性管理(ITSCM:IT Service Continuity Management)
ITサービスの復旧を目的しており、停止してもすぐに使えることを優先します。
※ITサービスをSLAなどで合意された時間内に確実に復旧できるようにします。
例1)
想定されるリスク:電源の長期的な供給停止
対策:自家電源設備の準備
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